第5章 サーブとエンド選択のルール
5.A. エンド、サーブ、レシーブ、ディファーの選択
5.A.1.
エンド、サーブ、レシーブ、またはディファーのうち、どのプレーヤーまたはチームが最初に選択するかを決定するためには、いかなる公平な方法を用いてもよい
(例えば、スコアシートの裏に書かれた1または2、コインをはじくなど)
一度決定された選択は変更できない
一般的にはジャンケンで決めるので、その場合のパターンをまとめました
ジャンケンで勝った側 |
ジャンケンで負けた側 |
サーブを選択 |
エンドを選択できる(当然レシーバーになる) |
レシーブを選択 |
エンドを選択できる(当然サーバーになる) |
エンドを選択 |
サーブかレシーブを選択できる |
ディファー(相手に選択させる) |
サーブかレシーブかエンドのいずれか1つを選択 |
5.A.2.
ダブルスにおいて、チームはゲーム間にスターティングサーバーを変更することができ、その場合審判に通知しなければならない
審判なしの試合で、スターティングサーバーの変更があった場合、チームは対戦相手に通知しなければならない
スターティングサーバーは、スターティングサーバーと識別できるものを着用しているプレーヤーである
通知を行わなかったことによる過失や罰則はない
ゲームが開始された後、スターティングサーバーが変更されたことにレフリーが気づいた場合、レフリーはラリーが終了した後、スコアシートにその旨を注釈する
5.A.3.
ダブルスにおいて、スターティングサーバーは、大会ディレクターの定める、スターティングサーバーと識別できるものを目に見える形で着用しなければならない
5.B. エンドチェンジ
5.B.1.
両チームは、各ゲームの終了時にエンドとサーブ始める順番を変更する
5.B.2. ゲームとゲームの間は2分間とする
両チームが合意した場合、早めにプレーを再開することができる
プレーの継続には10.A.5を用いる
5.B.3.
1ゲームのみの試合では、チームはゲームの中間時点でエンドチェンジを行う
例
11点ゲームでは6点
15点ゲームでは8点
21点ゲームでは11点
サーブは、サーブをすべきプレーヤーがそのままサーブを行う
5.B.4.
複数のゲームで構成される試合では、チームは最終ゲームの中間時点でエンドチェンジを行う
例
11点ゲームでは6点
サーブは、サーブをすべきプレーヤーがそのままサーブを行う
例外として最初のゲームが不参加により没収された場合、各チームはそれぞれのエンドで同じゲーム数をプレーしているため、最後のゲームでのエンドチェンジは行わない
5.B.5. エンドチェンジタイムアウト
試合中のエンドチェンジは1分間とする
プレーの続行には10.A.5を適用する
5.B.6.
一度エンドチェンジポイントが得点された後は、サーブ側チームの失点につながるテクニカルファウルがあったとしてもエンドチェンジの完了には影響しない
5.B.7.
5.B.3または5.B.4に従ってエンドチェンジが行われなかった場合、エンドチェンジは気づいたときに実行される