コーディネーター講習

10月に入ってコロナにかかったり、珍しく仕事が忙しかったりでピックルボールはおろか、軽い運動からもしばらく遠ざかっていたところ、約3週間ぶりの運動が10/29のコーディネータ―講習となりました

岡山の津山市、美作大学で開催されたのですが、初めてピックルボールを体験される方に、ピックルボールとはどんなスポーツか、どんなルールがあるのか、プレーについてはどんなことを、どのような順番で教えると良いのか等について学習しました

座学1時間、実技3時間の講習

実技はそれほどハードな運動量ではなかったのですが、久々の運動となった自分にとって、20分ほどで汗をかき、1時間も過ぎたころには足の張りを感じ出し、終わった時には太ももから足先まで疲労感いっぱいの状態となりました

ピックルボールはそれほど運動強度の高いスポーツではないと思っていましたが、日ごろ運動をしない人にとってはこんな風に感じるんだなと期ぜずして講習の趣旨に合った体験を身をもって学びました

 

講習には山口ピックルボールクラブ(YPC)のメンバー4人で参加したのですが、それぞれ皆いろいろなことを学び、新たな気づきがあったように思います

ピックルボールに限らず人に物事を教えるというのは難しい作業であって、その事柄について自分が理解してしまうと、わからなかった時の気持ちがわからなくなりがちです

これまで何度も体験者の方に教えてきましたが、一度もうまく教えられたと感じたことはありません

そんな事はわかっているだろうという思い込みや、自分目線での教え方になっていて、体験者から質問を受けて初めて、そうだよね、そこを説明していないと訳が分からないよねって思うことが多々あります

講習ではどのように説明して、どのような順番で教えるか等、非常に役に立つ内容で、実りの多い講習となりました

これからは、こういった教えるスキルという面もどんどん磨いていかないといけないのでしょう

けれどそれと同時に、やはり一番大切なのはピックルボールを体験しに来てもらった方々に楽しんでもらう事だという一面についても改めて考えるきっかけにもなりました

たとえうまく説明が出来なかったとしても、笑いながら、プレーを楽しんでもらい、体を動かすことによる充実感や心地よい疲労感を感じてもらって、また来たいと思ってもらえるような体験会にしたい

 

という理想を語りつつ、実際にはそういったホスピタリティの面と、自分自身の練習ができないじゃないか!ってジレンマで毎週葛藤しているのが現実です

あぁ、我ながら小さい男だ

 

講習ではもう一つ、大きな収穫がありました

各地から講習に参加されたピックルボーラー達と交流できたことです

東京や大阪、石川県、さらにはアメリカから来られたという方までいらっしゃいました

ピックルボールの情報や各クラブの運営、練習の内容や練習場所についてなど話は尽きず、時間が限られているのが残念で仕方ありませんでした

そして皆さん、遠くから来られるだけあって意識が高く、ミニゲームや模擬試合をしてもうまい方ばかり

いつもは自分たちのクラブの同じメンバーで練習するので、癖やプレーの傾向がよくわかっているのですが、他のクラブの方々とのプレーは新鮮で、クラブによっても特徴があるんだなとYPCのメンバー内でも話題になりました

シニアの方でもディンクがやたらとうまかったり、若い人のスキルとパワーに圧倒されたりと、とてもいい経験になり、それだけでも参加した価値がありました

 

そんな、いろいろと楽しく収穫のあった講習でしたが、山口から美作大学までが遠かった

朝6時前から車で出発、中国道を4時間往復、帰りは夜の10時を過ぎていました

メンバー4人で相乗りだったので、いろいろおしゃべりを楽しみながら、行きは意外とアッという間に着いたように感じました

おそらく講習への期待と遠足気分で気持ちが高揚してたからでしょう

その分、帰りは疲れと眠気と自分たち以外の車がほとんどない、真っ暗でさびれた感いっぱいの中国道のおかげで帰りつくまでがとても長く感じました

そんな長い長い一日でしたが、みんなそれぞれの役割と持ち味を活かして、コーディネーターの資格証を手に無事帰りつくことが出来ました

楽しい大人の遠足でした