2アップ

7/23(日)は練習会は4名の体験希望の方に来ていただきました

そのうち3名は周南市のスポーツ推進協議会の方々でした

周南市で市のスポーツとして取り上げていただればうれしいです

山口市だけでなく県内の市町村でピックルボールが広まっていけばいいですね

 

練習会は3時間でしたが、1時間ごとに借りられたコートの数が違い変則的なコート予約になっていました

いろいろ準備を整えて練習会に臨みましたが、想定外が起きるのは運命のようです

それでも練習メニューを進めていく事にも、想定外への対応にもだいぶ慣れた気がします

最初の1時間はディンクやサーブの練習、残り2時間でじっくりゲームが出来ました

充実した内容だったと思います(充実しすぎで皆さんお疲れかも)

 

練習中は1コートだけですが動画を撮るようにしています

撮った動画で自分のフォームや動き方などを見直すのですが、最近特に思うこと、感じることが一つあります

ダブルスのゲーム中に自分のイージーミス以外でショットが乱れたり相手に決められる場合、その場面の1つか2つ手前のラリーから伏線というか判断ミスが起きているように感じます

相手に打ちやすいボールを打ってしまうことはもちろん、ショットを打つ前後の動きやパートナーとの連携が全然できていなと感じます

まだまだピックルボールになれていない事、ゲーム経験の絶対数が少なく試合勘がない事、さらには、まだ決まったパートナーがいないので連携や戦術を練る事が出来ていないなどが主な原因なのかなと思います

レベルアップしていくためには練習を重ねていかないのはもちろんなのですが、少し頭の中でいろいろ考え、まとめていく必要もあるのかなと…

 

そんなことを漠然と感じつつ、海外の動画を見ていると2アップの状態(ノンボレーライン付近で2人が平行に立つポジション)で攻めているとき、パートナーとの距離が意外と(というより思った以上に)近いなぁと思うことがよくありました

日本のサイトや動画を見ても戦術やポジションについて詳しい記事は見つけられず、海外のサイトを見ても英語がわからず、それならと少し自分で考えてみました

 

スマッシュのようなボレーは除いて、通常のディンクからのボレーを警戒してどれくらいの範囲を守っておけばよいのかを考えてみます

まず、おおよそ成人男性の反応速度が0.35秒

ノンボレーゾーン(NVZ)が4.2m

とするとボレーに反応出来る速さの限界の速度が12m/s(根拠がおかしいかもしれませんがあくまで目安として)

等速で考えているのでボールの空気抵抗を考えると、もう少し速くても大丈夫という事で1.2掛けの14.4m/s

(さらに相当どんぶり勘定でスミマセン)

 

時速にすると約52km/h

ピックルボールの最高スピードが40mph(時速で約64km/h)というサイトがあった(最近見た動画ではサーブで50mphほど出てました)ので、アマチュアレベルのボレーへの反応速度として、ざっくりとした計算の割には妥当かなと自分で納得しつつ

 

さらに一定の高さの打点と打ち上げ角度からその時速で打った場合、どれくらいの距離で落下するのかを計算します

さすがに訳が分からない計算なのですが、今の時代、なんでもネットで調べられるもんですね

初速52km/h、打点0.6m、打ち上げ角度10度として数字を入れるとボタン一つで12.53mと出ました

ですが、ここでも空気抵抗を考えて、0.7掛けで8.77mと考えました

(理系の方には怒られそうなくらいアバウトですが) 

NVLからボレーを打ったとして図の赤い点を中心に8.77mの円を描き、コート内に落ちる範囲のラインを加えます(2本の赤い直線)

その赤いラインに囲まれた中に相手チームの2人(右利きとして)がそれぞれ右側1m、左側0.8mが届く範囲として青い円を描いてみると、青い点(パートナー)の距離は1.2~1.5mほどになりました

 

もちろん反応出来るか出来ないかくらいの速いスピードのボレーを想定しているので、もっと遅い速度でボレーを打てば、角度は広くなります

ですがそうなると青い点チームも反応が楽になり、足も1歩踏み出せるでしょうから守備範囲も広がるでしょう

 

計算の根拠がなく、素人のザル計算かもしれませんが、要はパートナーとの距離を思った以上に近く、パートナー2人がそれぞれフォアハンドとバックハンドで手を伸ばした時、お互いのパドルが半分くらい重なる程度の距離まで詰めてもよいのではないかと思います

もちろん相手がボレーではなくディンクを続ければ、パートナーとの距離はもっと離れていないといけないでしょうし、ボールが浮き上がってしまい、スマッシュが来ると思えば、後ろに下がらないといけないでしょう

ですが低い打点から速いショットが来ると予想できる場合やボレーボレーが続く場合などには、距離を詰めないとパートナーとの間を抜かれてしまう危険が高くなると思われます

 

2アップでの動き方、連携はいろいろ考える余地があるのでしょう

ディンクで1人が左右に動くときはパートナーも同時に平行移動して同じ距離を保ってみるとか、スマッシュの時は2人とも下がった方がいいのか、少しずれて下がったらいいのかなど、いろいろ試してベストな動きを導き出してみたいと思います

相手チームのボールを打つ人とパートナーとの三角形という視点を意識しながら練習していこうと思います

 

とはいえ大前提として自分自身がミスをしないで正確なショットを打てるようにしないと、どんなに素晴らしい戦術を思いついたとしても宝の持ち腐れになるので、毎日ちょっとずつでもいいので壁打ちなど地道な練習を続けていきます

 

余談ですが、海外の動画を見ていると言葉はわからなくても🚫マークや✖マークで、これはダメなんだなって判断できるのですが、✓マークは正解っていうのに慣れなくて、結局全部ダメなの?って思ってもう一度見直すことがありました

身についた習慣はそう簡単には変わらないのだなと身に沁みる出来事でした